酷暑の候　沙羅の苑縁者の皆様におかれましては時下益々のご清祥の段お慶び申し上げます。
また、平素は当苑運営に格別なるご高配を賜り、心より感謝申し上げます。

さて、沙羅の苑運営母体「真言宗　本蔵院」では、来る八月十二日（土）に
お盆の供養法要「盂蘭盆会　万燈供養」を執り行うことになりました。
この法要は、沙羅の苑で昨年まで行われておりました「六灯会」を引き継ぐ行事でございます。

これは、昨年の熊本地震の鎮魂のために苑内に建立されました「鐘楼堂（通称・復興の鐘）」の広場で執り行われ、
菩提樹苑縁者の皆様をはじめ、当院の檀信徒も含め、宗旨宗派を超えた総供養法要として厳修されます。

法要は、子供たちの献灯・献花から始まり、献笛として尺八の奉納、読経に続き、雅楽の笙を奉納いたします。
最後は、復興の鐘を一鐘し、全ての愛しいものに対し報恩の誠をささげます。
夕暮れ時に浮かび上がるお燈明の御光は、まさに極楽浄土の様を映し出す幽玄な世界となることでしょう。

つきましては皆様のご浄心をお集めいただき、多くの方々と共にお勤めしたいと存じますので、
何卒ご理解の上皆様のお申込の程、よろしくお願い致します。

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平成二十九年七月吉日

真言宗　本蔵院第二十世住職
本蔵院別院　沙羅の苑　苑主

藏本　崇正　拝